【100%天然由来】ハーブシャンプーの効果と使い方を美容師が詳しく解説!

ハーブシャンプーと一口に言っても、さまざまなタイプがあります。
美容効果によってダメージ修復に寄与したり、敏感肌の方が安心して使える天然由来のものであったり、またくせ毛のうねりを直してくれると言った効果が見込めるシャンプーであったり。

アシスタント
目的や髪質、好みの使用感に合わせて選んでいくと良いでしょう。
おすすめのハーブシャンプーについても記載していますので迷った時には、参考にしてみてください。
 

監修美容師

  • 熊倉祐介

ハーブシャンプーとは?


ハーブというと、料理の香りづけや味つけに使われたり、ハーブティーとして飲んだり、なんとなく良い香りがして健康的というイメージをお持ちの方もいるでしょう。
このハーブというのはフランス語で草を意味します。そんなハーブが配合されているシャンプーがハーブシャンプーです。
色々な種類がありますし、まずはどういったハーブシャンプーが出ているのかを知ったうえで、目的に合わせて選んでいきましょう。

 

ハーブシャンプーは白髪に効果的?

熊倉
白髪は老化の症状でもありますし、美髪を求める方にとっても非常に気になるものです。できるだけ出来ないように予防をしたい所ですが、実はハーブシャンプーは白髪にも効果的です。
染毛剤などとして使用されるヘナという種類のハーブは、その昔、怪我をした時に薬としても使われていました。ヘナは毒素を排出させる効果があり、汚れを取り除くことが出来る成分です。
体内の毒素を排出することも、健康な頭皮をつくるために非常に重要なポイントとなります。身体に毒素が溜まることが白髪の発生要因になりますので、ヘナが配合されているハーブシャンプーであれば白髪を予防することが出来るといわれています。

 

ハーブシャンプーでくせ毛も改善できる?

ハーブシャンプーに配合されているハーブは、基本的にオイル状にして抽出されて配合されています。そのためキューティクルの保護きしみの予防、さらにくせ毛のうねりにも働きかけることが出来ます。
そのため個人差はありますが、ハーブシャンプーを使う事でくせ毛が改善できるというケースも多いです。もちろんダメージやくせが強い方ですと、シャンプーだけの効果では上手くいかないこともありますので、トリートメントやコンディショナーも上手く組み合わせていきましょう。

 

ハーブシャンプーに期待できる効果


 

(1)頭皮の臭い予防

ハーブには、消臭作用や殺菌作用という効果もあります。植物系のオイルが頭皮に浸透していく事で、ニオイの原因にもなる古い皮脂や汚れを綺麗に落とす事が出来ます。また汚れを落とすだけではなく、そういった余計な汚れや菌なども殺菌することが出来ますので、常在菌の異常発生を防ぐことにつながり常に頭皮を清潔に保てます。毎日使えばニオイも予防することが出来るでしょう。
 

(2)くせ毛・きしみ予防

天然由来のハーブオイルには、潤いを与えてキューティクルを保護したり修復するという効果もあります。くせ毛の場合には専用アイテムでないとそこまで強い効果は発揮できないかもしれませんが、添加物ではないのに優しく保護と修復ができるため、きしみ予防に関しては比較的実感しやすいです。配合されているハーブオイルの種類はそれぞれのシャンプーによって異なりますので、目的に応じて選んでいくと良いです。
 

(3)エイジングケア

身体やお肌と同様に、活性酸素によって髪の毛も老化現象が起きてきます。水分と脂質のバランスが崩れたり、白髪が出来る、またボリュームが無くなったり抜け毛というのもその症状です。ハーブシャンプーにはこれらの老化現象の原因となる活性酸素を除去するという効果が期待出来ますので、エイジングケアにも適しています。お肌と同じように頭皮や髪の毛もエイジングケア対策をしていきましょう。
 

(4)薄毛予防

ハーブだけの働きをみると、直接的に発毛や育毛といった効果は残念ながらありません。しかし健康な髪の毛を育てるための重要な条件として、頭皮の状態を健康に保つということが挙げられます。
ハーブには殺菌作用があるので、頭皮を健やかに常に清潔な状態に保つ効果が期待出来ます。そのため健康的な髪の毛が育つための環境を作るという意味では、幅広い意味にはなりますが薄毛予防にもつながります。
 

おすすめのハーブシャンプー5選

これから紹介する、マハラニのハーブシャンプーシリーズは、100%天然素材にこだわっており
配合している成分は粉末上のハーブや、花、天然の精油のみを使用したシャンプーです。
一般的なシャンプーと異なり、粉状になっておりお湯で溶かして使うというのが特徴です。詳しい使い方はのちほど説明します。

(1)マハラニ ハーブシャンプー 香る髪

メーカー アートビーング
価格/内容量 1,420円/100g
シリコン ノンシリコン
商品特徴 ヘナカラーとの相性が抜群で、染めたての仕上がりが持続

ヘナという成分が高配合されているシャンプーですので、天然由来のヘナでカラーリングをしている方には特にお勧めです。このシャンプーだけで染めるというのは難しいですが、ヘナとの相性が非常に良いです。頭皮と髪の毛の健康のために、4種類のハーブが配合されており、健やかに保つことが出来ます。
 
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(2)マハラニ ハーブシャンプー 香る髪 ベーシック

メーカー アートビーング
価格/内容量 1,420円/100g
シリコン ノンシリコン
商品特徴 基本の3種類(シカカイ、アムラ、ヘナ)の成分で作ったシャンプー

髪の毛を洗うということだけに集中した、天然由来のヘナが配合されたハーブシャンプーです。髪の洗浄成分とトリートメント効果が得られますが、洗浄力が他のシリーズよりも少し多めに配合されている事で、さっぱりとした洗い上がりになるのが特徴です。ベーシックタイプのヘナの量は控えめなので、手が染まってしまうということはありません。有効成分として配合されているハーブはシカカイ、アムラ、ヘナの3つです。
 
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(3)マハラニ シカカイ

メーカー アートビーング
価格/内容量 1,320円/ml
シリコン ノンシリコン
商品特徴 サポニンで頭皮と髪を洗浄し、清潔に保つ

アカシアコンシナという果実から抽出された成分でできたシャンプーです。天然の石鹸成分でサポニンが豊富に含まれているため、頭皮と髪の毛を洗浄し、髪の毛は含まれるトリートメント効果でさらさらの状態に仕上がります。
 
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(4)マハラニ ハーブシャンプー香る髪・花ブレンド

メーカー アートビーング
価格/内容量 1,520円/100g
シリコン ノンシリコン
商品特徴 5種のインドハーブを配合した自然素材100%のハーブシャンプー

くせ毛が気になる方に特におすすめのラインです。イランイランの香りで洗っている時から癒され、心地よいケアタイムになります。ハイビスカスの花弁粉末が配合されていますが、この花弁粉末には潤い効果がありますので髪の毛に潤いを与えてくせを抑える作用があります。花ブレントは5種のハーブを配合しています。
 
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(5)マハラニ ヘナシカ洗髪粉

メーカー アートビーング
シリコン ノンシリコン
商品特徴 11種のインドハーブとジャタマンシオイル配合

髪の毛よりも頭皮もきちんとケアしたい方におすすめです。天然石鹸の成分でもあるシカカイ、リタが高配合されていますので、さっぱりとした洗い上がりです。ジャタマンシの精油の香りがたつので、就寝前に使う事でリラックスしながら眠りにつくことが出来ます。
 
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ハーブシャンプーの使い方

 

(1)パッチテスト


敏感肌の方は化粧品を使う際にアレルギー反応を起こしてしまう方もいると思いますが、ハーブシャンプーは高濃度のハーブが配合されているため、普通肌の方も一応念のためパッチテストを行うことをおすすめします。ハーブシャンプーの粉をお湯で溶いて腕の内側など、目立たない所に10円玉程度の大きさに広げます。そのまま放置して48時間経過した時の様子を見ます。何も異常が出なければ安心して使う事が出来ます。しかしこのパッチテストで異常が出なかったとしても、使用していてかゆみやそのほかの異常が出た場合には使用を中止しましょう。
 

(2)ハーブをお湯に溶かす

ハーブシャンプーの特徴の一つに、泡立たないということも挙げられます。どうやって使うかと言うと、お風呂場でさっとお湯に溶かしてから使うのです。ドレッシングボトルなどにハーブシャンプーを入れ、お湯を入れて混ぜたらすぐに使います。特にラベンダー系のハーブシャンプーは香りが飛びやすく、変質してしまいますと香りもなくなってしまいますので、袋から粉末を一度に使う分だけ(大さじ1杯)取り出し、残りはしっかり密閉して保存しましょう。
 

(3)乾いた髪に使う

通常のシャンプーは予洗いをしてから泡立てて使いますが、ハーブシャンプーは泡立たないですし液状にして使うため、髪の毛を濡らして使ってしまいますと液だれします。そのため乾いた髪の毛に使うというのもポイントです。特に洗いたいのは頭皮の方ですので、かき分けながらうまくハーブ液をつけていきましょう。液だれがしないようにすぐに揉みこみながら次の部位に進んでいくと上手くつけられます。
 

(4)頭皮を中心に優しく洗う

髪の毛を洗うという感覚ではなく、ハーブシャンプーで洗いたいのは頭皮です。健康な髪の毛を育てる上でも、頭皮の汚れをきちんと落として血行促進のためにも、マッサージをしながら洗っていきます。大体の部位にいきわたったら、お湯を少量ずつ足していきます。その後また爪を立てずに指の腹を使うようにしてマッサージをします。頭皮の状態や求める仕上がりによって、お湯の量なども調整して使っていきましょう。乾燥しやすい方は少なめのシャンプーで、ちゃんと洗いたい方はお湯は少なめです。
 

(5)しっかり洗い流す

シャンプーで全体的に洗えたら、最後はしっかりお湯で流していきます。この時のお湯の温度が熱すぎてしまいますと残したい皮脂まで全部流れてしまいますので、できれば40度を超えない程度のお湯の方が良いでしょう。洗い残しがあると、かゆみや炎症などを起こしたり、染まってしまう部分もでてくるかもしれませんので、しっかりと洗い流す事もポイントです。
 

ハーブシャンプーの注意点

 

(1)アレルギー

100%天然由来の成分でできていたとしても、まれではありますがアレルギー反応が出てしまう事もあります。頭皮にシャンプーする場合には、まず腕の内側などでパッチテストをしてから使うようにしましょう。特に化学染毛料などで症状が出てしまったことがあるという場合には、注意が必要です。
 

(2)目に入らないように注意

ハーブシャンプーに含まれているシカカイという成分は、天然のサポニン石鹸成分が多く含まれていますので、目に入ってしまいますと非常に強く沁みます。有害ではないですが、痛みも生じて充血してしまう場合がありますので、目には入らないように細心の注意をもって使うようにしましょう。目に入らないようにするために、乾いた髪の毛につけることで液だれを防止しましょう。
 

(3)適量を守る

使用料の目安は、ボブ程度の長さの方であれば大さじ1杯のシャンプー粉を100CCのお湯でとかします。もしこの量で頭皮がすっきりしない場合には、粉の量を少しずつ増やして様子を見てください。逆に髪の毛がきしんだりするなと感じた場合には少し量を減らすと良いです。好みの仕上がりや頭皮の状態は季節によってもその方によっても違いますので、自分にあった配分を見つけてみてください。
 

ハーブシャンプーのよくある質問


 

(1)妊娠中でも使える?

妊娠中には化学的なものではなくオーガニック系を使いたいということで、使用している方が多いハーブシャンプーです。しかしまれにアレルギー反応を起こしてしまう事がありますし、特に安定期以降は急に状況が変わってしまうこともあります。そのためもし使用する際には、念のためかかりつけのお医者さんに相談することをおすすめします
 

(2)ハーブシャンプーは手が汚れる?

肌が白い方、手の油分が落ち過ぎている方、シャンプー液をかなり濃く使っている方の中には、手が汚れてしまったと感じるケースもあります。これはハーブ自体の色が影響して色が付いてしまっている状態です。問題はありませんが、気になる場合にはシャンプーをする前にオイルなどを手先にしみこませておくと、汚れは殆ど付きません。爪先が汚れてしまうのは、ハーブシャンプーに天然の色素が入っているためです。特にヘナが配合されているハーブシャンプーはその傾向が高いです。使用前にオイルを塗りこんでおくと、色素が入り込む事を予防してくれますので、汚れてしまうリスクはかなり減らす事が出来ます。ゴム手袋を着けるという対策もあります。
 

(3)ハーブシャンプーは爪先が汚れる?

爪先が汚れてしまうのは、ハーブシャンプーに天然の色素が入っているためです。特にヘナが配合されているハーブシャンプーはその傾向が高いです。使用前にオイルを塗りこんでおくと、色素が入り込む事を予防してくれますので、汚れてしまうリスクはかなり減らす事が出来ます。ゴム手袋を着けるという対策もあります。
 

まとめ

ハーブシャンプーは天然由来の成分で出来ているため、添加物が出来るだけ使われていないものでシャンプーしたいと考えている方には非常にお勧めです。香りで選ぶ事も出来ますし、使用感の好みでさっぱりなのかくせ毛に対応したいのかで選ぶ事も出来ます。使い方に特徴がありますので、最初は慣れないかもしれませんが、頭皮の状態も良くなっていきますし髪の毛だけではなく頭皮のケアをしたい方にもぜひ使っていただきたいアイテムです。通販などを利用すれば幅広く選ぶ事も出来ますし、まとめ買いをする事で割引も適用されます。